(PHP 4 >= 4.0.5, PHP 5 <= 5.0.5, PECL mnogosearch >= 1.0.0)
udm_set_agent_param — mnoGoSearch エージェントのセッションパラメータを設定する
$agent
, int $var
, string $val
)mnoGoSearch セッションパラメータを定義します。
agent
udm_alloc_agent() のコールにより取得した、 エージェントのリンク ID。
var
以下のパラメータおよびそれらの値が利用可能です。
UDM_PARAM_PAGE_NUM
- 検索結果のページ番号を選択するために
使用されます (結果は、ページ毎に UDM_PARAM_PAGE_SIZE
個の結果を有する
0 から始まるページで返されます)。
UDM_PARAM_PAGE_SIZE
- 1 ページに表示される検索結果の数です。
UDM_PARAM_SEARCH_MODE
- 検索モード。次の値が利用可能です。
UDM_MODE_ALL
- 全ての単語を検索します。;
UDM_MODE_ANY
- いずれかの単語で検索します。;
UDM_MODE_PHRASE
- 熟語で検索します。;
UDM_MODE_BOOL
- 論理値で検索します。論理値検索に関する詳細については
udm_find() を参照ください。
UDM_PARAM_CACHE_MODE
- 検索結果のキャッシュモードをオンまたは
オフにします。有効の場合、検索エンジンは検索結果をディスクに
保存します。似たような検索が後で実行された場合、エンジンは
より高速にキャッシュから結果を得ることが可能です。
利用可能な値: UDM_CACHE_ENABLED
, UDM_CACHE_DISABLED
.
UDM_PARAM_TRACK_MODE
- クエリ追跡モードをオンまたはオフにします。
バージョン 3.1.2 以降、mnoGoSearch はクエリ追跡モードをサポート
しています。追跡は SQL バージョンにのみ実装されており、組み込み
データベースでは利用できません。追跡を使用するには、テーブルを
追跡サポート用に作成する必要があります。MySQL の場合、
create/mysql/track.txt を使用してください。検索実行時に、
フロントエンドはクエリ単語、見つけたドキュメントの数、カレントの
秒単位の Unix タイムスタンプを保存するためにこれらのテーブルを
使用します。
利用可能な値: UDM_TRACK_ENABLED
, UDM_TRACK_DISABLED
.
UDM_PARAM_PHRASE_MODE
- 熟語を用いたインデックスデータベースか
どうかを定義します (indexer.confにおける"phrase" パラメータ)。
使用可能な値: UDM_PHRASE_ENABLED
および UDM_PHRASE_DISABLED
。
熟語検索が有効な場合 (UDM_PHRASE_ENABLED
) でも、全てのモード
(ANY、ALL、BOOL、PHRASE)
で検索が可能であることに注意してください。
mnoGoSearch のバージョン 3.1.10 で、SQL と組み込みデータベース
モードでのみ熟語検索がサポートされました。一方、3.1.11 で
キャッシュモードでも熟語検索がサポートされ始めました。
熟語検索の例:
"Arizona desert" - このクエリは、"Arizona desert" を熟語として含む
全てのドキュメントを返します。熟語の前後に二重引用符が
必要であることに注意してください。
UDM_PARAM_CHARSET
- ローカルな charset を定義します。利用可能な値:
mnoGoSearch によりサポートされるcharset、
例えば、koi8-r, cp1251, ...
UDM_PARAM_STOPFILE
- stopword ファイルの名前とパスを定義します。
(mnoGoSearch と若干違いがあります。つまり、mnoGoSearch においては、
相対パスまたはパスが入力されなかった場合、UDM_CONF_DIR
からの
相対パスとしてこのファイルが探されます。一方このモジュールは、
カレントのパス、すなわち PHP スクリプトが実行されるパスからの
相対パスで探します)。
UDM_PARAM_STOPTABLE
- 指定した SQL テーブルから停止単語をロード
します。複数の StopwordTable コマンドを使用可能です。このコマンドは、
SQL データベースサポートを有効にせずにコンパイルした場合は
使用できません。
UDM_PARAM_WEIGHT_FACTOR
- 指定したドキュメント部分の重み係数を
表します。現在、body, title, keywords, description, url が
サポートされています。この機能を有効にするには、indexer.conf の
*Weight コマンドに 2 の累乗を指定してください。ここで次のような
重みを指定した場合を考えてみましょう。
URLWeight 1 BodyWeight 2 TitleWeight 4 KeywordWeight 8 DescWeight 16同じドキュメントにいくつかの単語が複数回現れる場合、 indexerが単語の重みに OR 演算子を使用するので、異なった ドキュメントの部分に単語が現れる回数を検出可能です。本文にのみ現れる 単語は、(2進標記で) 重み集合 00000010 を有します。すべての ドキュメント部分で使用される単語は、重み集合 00011111 を有します。 このパラメータの値は、16進数文字列 ABCDE です。各桁は、単語重みの 対応するビットの因子です。上で指定した重み設定は次のようになります。
E is a factor for weight 1 (URL Weight bit) D is a factor for weight 2 (BodyWeight bit) C is a factor for weight 4 (TitleWeight bit) B is a factor for weight 8 (KeywordWeight bit) A is a factor for weight 16 (DescWeight bit)例:
UDM_PARAM_WEIGHT_FACTOR
=00001 は、URL のみを検索します。
UDM_PARAM_WEIGHT_FACTOR
=00100 は、Title のみを検索します。
UDM_PARAM_WEIGHT_FACTOR
=11100 は、Title, Keywords, Desctription を
検索しますが、URL と Body は検索しません。
UDM_PARAM_WEIGHT_FACTOR
=F9421 は、次の検索を行います。
Description with factor 15 (F hex) Keywords with factor 9 Title with factor 4 Body with factor 2 URL with factor 1
UDM_PARAM_WEIGHT_FACTOR
変数が省略された場合、元の重みの値は
ソート結果から引き出されます。上記で指定した重み設定の場合、
ドキュメントの Description は、最大重み 16 を有するドキュメントの
description を意味します。
UDM_PARAM_WORD_MATCH
- 単語にマッチ。このパラメータを単語検索型を
選択する際に使用可能です。この機能は、"single" および "multi"
モードで SQL データベースおよび組み込みのデータベースを使用する
場合にのみ動作します。この機能は、cachemode および他のモードでは
動作しません。これは、これらのモードが単語 CRC を使用しており、
部分文字列検索をサポートしていないからです。
利用可能な値は次のようになります。
UDM_MATCH_BEGIN
- 単語の始めにマッチ
UDM_MATCH_END
- 単語の終りにマッチ
UDM_MATCH_WORD
- 単語全体にマッチ
UDM_MATCH_SUBSTR
- 単語の部分文字列にマッチ
UDM_PARAM_MIN_WORD_LEN
- 単語の最短長を定義します。
この制限より短い単語は、stopword とみなされます。このパラメータは
その値自身も範囲に含むことに注意してください。つまり、
UDM_PARAM_MIN_WORD_LEN
=3 の場合、3 文字の長さの単語は stopword と
見なされませんが、2 文字の単語はstopwordとみなされます。
デフォルトは 1 です。
UDM_PARAM_ISPELL_PREFIXES
- 利用可能な値は UDM_PREFIXES_ENABLED
および
UDM_PREFIXES_DISABLED
で、それぞれプレフィックスの使用を有効あるいは
無効とします。例えば検索クエリに "tested" が含まれていた場合、
"test" や "testing" などといった単語も対象とします。デフォルトでは
このようなサフィックスのみがサポートされています。プレフィックスは
しばしば単語の意味を変えてしまいます。たとえば、"tested"
を検索した際の結果として "untested" が出てきてほしいと思う人は
ほとんどいないでしょう。プレフィックスのサポートは、サイトの
スペルチェックのために使用すると便利です。ispell を有効にするには、
udm_load_ispell_data() で ispell データを
読み込む必要があります。
UDM_PARAM_CROSS_WORDS
- クロスワードのサポートを有効あるいは無効にします。
利用可能な値: UDM_CROSS_WORDS_ENABLED
および UDM_CROSS_WORDS_DISABLED
クロスワード機能により、<a href="xxx"> と </a> の間の
単語もリンク先ドキュメントに設定します。これは SQL データベース
モードで動作し、組み込みのデータベースやキャッシュモードでは
使用できません。
UDM_PARAM_VARDIR
- 組み込みのデータベースやキャッシュモードを
使用する際に、インデクサがデータを保存するディレクトリへの
パスを指定します。デフォルトでは、mnoGoSearch をインストールした
ディレクトリの下の /var ディレクトリが
使用されます。文字列値のみを指定可能です。
val
バージョン | 説明 |
---|---|
4.1.0 |
UDM_PARAM_VARDIR が追加されました。
|
成功した場合に TRUE
を、失敗した場合に FALSE
を返します。
注意: クロスワードは mnoGoSearch 3.1.11 以降でのみサポートされています。