(PHP 5, PHP 7)
mysqli_result::fetch_object -- mysqli_fetch_object — 結果セットの現在の行をオブジェクトとして返す
オブジェクト指向型
$class_name
= "stdClass"
[, array $params
]] )手続き型
$result
[, string $class_name
= "stdClass"
[, array $params
]] )mysqli_fetch_object() は、結果セットの現在の行を オブジェクトで返します。このオブジェクトは、結果セットのフィールド名を 属性として持ちます。
mysqli_fetch_object() がオブジェクトのプロパティを設定するのは、 オブジェクトのコンストラクタをコールする前であることに注意しましょう。
result
手続き型のみ: mysqli_query()、mysqli_store_result() あるいは mysqli_use_result() が返す結果セット ID。
class_name
インスタンス化してプロパティを設定後に返すクラスの名前。 省略した場合は stdClass オブジェクトを返します。
params
オプションのパラメータの配列で、
class_name
オブジェクトのコンストラクタに渡します。
取得した行に対応する文字列プロパティを有するオブジェクトを返します。
もし結果セットにもう行がない場合には NULL
を返します。
注意: この関数により返されるフィー ルド名は 大文字小文字を区別 します。
注意: この関数は、 NULL フィールドに PHPの
NULL
値を設定します。
例1 オブジェクト指向型
<?php
$mysqli = new mysqli("localhost", "my_user", "my_password", "world");
/* 接続状況をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
exit();
}
$query = "SELECT Name, CountryCode FROM City ORDER by ID DESC LIMIT 50,5";
if ($result = $mysqli->query($query)) {
/* オブジェクトの配列を取得します */
while ($obj = $result->fetch_object()) {
printf ("%s (%s)\n", $obj->Name, $obj->CountryCode);
}
/* 結果セットを開放します */
$result->close();
}
/* 接続を閉じます */
$mysqli->close();
?>
例2 手続き型
<?php
$link = mysqli_connect("localhost", "my_user", "my_password", "world");
/* 接続状況をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
exit();
}
$query = "SELECT Name, CountryCode FROM City ORDER by ID DESC LIMIT 50,5";
if ($result = mysqli_query($link, $query)) {
/* オブジェクトの配列を取得します */
while ($obj = mysqli_fetch_object($result)) {
printf ("%s (%s)\n", $obj->Name, $obj->CountryCode);
}
/* 結果セットを開放します */
mysqli_free_result($result);
}
/* 接続を閉じます */
mysqli_close($link);
?>
上の例の出力は以下となります。
Pueblo (USA) Arvada (USA) Cape Coral (USA) Green Bay (USA) Santa Clara (USA)