あらゆることができます。PHPでは主にサーバーサイドでの活用に焦点が 当てられているため、フォームからデータを取得したり、動的にページ の内容を生成したり、クッキーを送信・受信するといった他のCGI プログラムに出来ることは全て行うことが出来ます。しかし、これが 全てではありません。
PHPスクリプトが使用される場所は主に3つあります。
PHPは Linux, 多くのUnix系システム(HP-UX, Solaris, OpenBSD等), Microsoft Windows, Mac OS X, RISC OS, その他全ての有名なOSで 動作します。 PHPはまた現在使用されているほとんど全てのウェブサーバーを サポートします。Apache や IIS、その他多くのサーバーをです。 また、FastCGI PHP バイナリを使える lighttpd や nginx などにも対応しています。PHP はモジュールとしても動作しますし、 CGI としても動作します。
つまりPHPを使用する場合にはOSとウェブサーバーを自由に選ぶことが出来ます。 さらに手続き型のプログラミングかオブジェクト指向のプログラミングか、 もしくはそれらを混在させるかといった選択を行うこともできます。
PHPはHTMLを出力するだけではありません。PHPはイメージやPDFファイル、 そして(libswfやMingを使って)Flashムービーまでもをその場で生成する 機能を備えています。またXHTMLやXMLといったその他の文書も自動的に 生成することが出来ますし、ファイルシステムに保存したり、印刷したり サーバー側でキャッシュすることも出来ます。
PHP の機能の中で最も強力で優れているのは、 広範なデータベースをサポートしている ことでしょう。データベース機能を用いたWebページの作成は非常に簡単です。 データベースごとに用意された拡張モジュール (e.g., for mysql) を使うこともできれば PDO のような抽象化レイヤーを使うこともでき、 ODBC に対応しているデータベースなら ODBC 拡張モジュールを使って接続することもできます。その他には、 cURL あるいは ソケット を使う CouchDB のような例もあります。
PHP は、IMAP、SNMP、NNTP、POP3、HTTP、COM (Windowsのみ) やその他 数え切れない程多くのプロトコルを用いる他のサービスの状態を追跡する 機能もサポートしています。低レベルのネットワークソケットをオープンし、 他のプロトコルを用いて通信を行うことも可能です。また、PHPはWDDXを サポートし、基本的に全てのウェブプログラミング言語間で複雑なデータ交換 を行うことができます。相互接続機能としては、他にJavaオブジェクトの インスタンスを作成してそれをPHPのオブジェクトとして透過的にアクセス する機能があります。
PHP には便利な テキスト処理 機能が用意されています。 Perl 互換の正規表現 (PCRE) や、 XML 文書のパースや XML 文書へのアクセス のための数多くの拡張モジュール・ツールなどです。PHP の XML 関連の拡張モジュールはすべて libxml2 をベースとしており、その機能を継承して SimpleXML や XMLReader、そして XMLWriter がサポートされています。
他にも興味深い拡張モジュールがあり、 アルファベット順 および カテゴリ別 のページで調べることができます。またさらに、PECL 拡張モジュールの中には » XDebug などのように PHP のマニュアルに記載されていないものもあります。
お分かりの通り、このページではPHPの機能やPHPを使用することの利点を全て 紹介することは出来ません。PHPのインストール の章を読んでみてください。紹介された拡張モジュールに関しては関数リファレンスを読んでみてください。