(PECL ingres >= 1.2.0)
ingres_set_environment — 環境を設定して出力オプションを制御する
$link
, array $options
)ingres_set_environment() をコールして、 Ingres からの値の出力に影響する環境設定をします。 タイムゾーンや日付の書式、桁区切り文字や小数点の桁数などが含まれます。
link
接続リンク ID。
options
オプション名とその値のペアの配列。 オプション名と型は次のとおりです。
オプション名 | 型 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
date_century_boundary | integer | 2 桁表記の年が今世紀を表すのか来世紀を表すのかの区切り。 II_DATE_CENTURY_BOUNDARY と同じです。 | 50 |
timezone | string | セッションのタイムゾーンを設定します。未設定の場合は II_TIMEZONE_NAME で定義したデフォルトを使います。 II_TIMEZONE_NAME が定義されていない場合は NA-PACIFIC (GMT-8 +夏時間) を使います。 | UNITED-KINGDOM |
date_format | integer | Ingres の日付の入出力フォーマットを設定します。 デフォルトは II_DATE_FORMAT で定義した値です。II_DATE_FORMAT が未設定の場合は デフォルトの日付フォーマットは US、つまり mm/dd/yy 形式となります。 date_format には次の値を使えます。
|
INGRES_DATE_ISO4 |
decimal_separator | string | 数値の桁区切り文字 | "," |
money_lort | integer | 通貨記号を先頭と末尾のどちらにつけるか。 money_lort には次の値を使えます。
|
INGRES_MONEY_LEADING |
money_sign | string | MONEY 型で使う通貨記号 | € |
money_precision | integer | MONEY 型の小数点以下の桁数 | 2 |
float4_precision | integer | FLOAT4 型の小数点以下の桁数 | 10 |
float8_precision | integer | FLOAT8 型の小数点以下の桁数 | 10 |
blob_segment_length | integer | BLOB や CLOB のデータを取得するときの一回あたりの取得バイト数。 明示的に指定しない場合のデフォルトは 4096 バイト。 | 8192 |
成功した場合に TRUE
を、失敗した場合に FALSE
を返します。
例1 date_format を ISO4 に設定する例
<?php
$options = array( "date_format" => INGRES_DATE_ISO4 );
if (ingres_set_environment($link, $options))
{
$result=ingres_query($link,"select date('now') as date");
while ( $object = ingres_fetch_object ($result) ) {
echo $object->date."\n";
}
}
?>
例2 タイムゾーンを HONG-KONG に設定する例
<?php
$options = array( "timezone" => "HONG-KONG");
if (ingres_set_environment($link, $options))
{
$result=ingres_query($link,"select date('now') as date");
while ( $object = ingres_fetch_object ($result) ) {
echo $object->date."\n";
}
}
?>