ファイルシステム 関数
PHP Manual

file

(PHP 4, PHP 5, PHP 7)

fileファイル全体を読み込んで配列に格納する

説明

array file ( string $filename [, int $flags = 0 [, resource $context ]] )

ファイル全体を配列に読み込みます。

注意:

ファイルの内容を文字列として返すには file_get_contents() を使用します。

パラメータ

filename

ファイルへのパス。

ヒント

fopen wrappers が有効の場合、この関数のファイル名として URL を使用することができます。ファイル名の指定方法に関する詳細は fopen() を参照ください。 サポートするプロトコル/ラッパー には、さまざまなラッパーの機能やその使用法、 提供される定義済み変数などの情報がまとめられています。

flags

オプションのパラメータ flags は、以下の定数のうちのひとつ、あるいは複数の組み合わせとなります。

FILE_USE_INCLUDE_PATH
include_path のファイルを探します。
FILE_IGNORE_NEW_LINES
配列の各要素の最後に改行文字を追加しません。
FILE_SKIP_EMPTY_LINES
空行を読み飛ばします。

context

stream_context_create() 関数で作成したコンテキストリソース。

注意: コンテキストのサポートは、 PHP 5.0.0 で追加されました。contexts の説明に関しては、 ストリーム を参照してください。

返り値

ファイルを配列に入れて返します。 配列の各要素はファイルの各行に対応します。改行記号はついたままとなります。 失敗すると file()FALSE を返します。

注意:

FILE_IGNORE_NEW_LINES を指定しない限り、 配列に取り込まれた各行は行末文字も含みます。 行末文字を取り除きたい場合には rtrim() を使用する必要があります。

注意: マッキントッシュコンピュータ上で作成されたファイルを読み込む際に、 PHP が行末を認識できないという問題が発生した場合、 実行時の設定オプションauto_detect_line_endings を有効にする必要が生じるかもしれません。

エラー / 例外

ファイルが存在しない場合は E_WARNING レベルのエラーが発生します。

変更履歴

バージョン 説明
4.3.0 file() はバイナリセーフとなりました。

例1 file() の例

<?php
// ファイルの内容を配列に取り込みます。
// この例ではHTTPを通してURL上のHTMLソースを取得します。
$lines file('http://www.example.com/');

// 配列をループしてHTMLをHTMLソースとして表示し、行番号もつけます。
foreach ($lines as $line_num => $line) {
    echo 
"Line #<b>{$line_num}</b> : " htmlspecialchars($line) . "<br />\n";
}

// 他の例として、Webページを文字列に取り込みます。file_get_contents()も参照してください。
$html implode(''file('http://www.example.com/'));

// オプションのパラメータは PHP 5 以降で使用できます
$trimmed file('somefile.txt'FILE_IGNORE_NEW_LINES FILE_SKIP_EMPTY_LINES);
?>

注意

警告

IIS のような、いくつかの標準に 対応してない Web サーバーは、PHP に警告を発生させるような手順でデータを送信します。 このようなサーバーを使用する場合は、 error_reporting を警告を発生しないレベルまで小さくする必要があります。 PHP では、https:// ラッパーでストリームをオープンする際に バグがある IIS サーバーソフトウエアを検出することができ、この警告を抑制することができます。 あなたが ssl:// ソケットを作成するために fsockopen() を使用している場合、 自らこの警告を検出し、抑制する必要があります。

参考


ファイルシステム 関数
PHP Manual