(PECL eio >= 0.0.1dev)
eio_custom — eio_* のようなカスタムリクエストを実行する
eio_custom() は、
execute
で指定したカスタム関数を実行し、
その他の eio_* と同じように処理します。
execute
次のプロトタイプに沿ったリクエスト関数を指定します。
mixed execute(mixed data);
callback
はイベント完了後のコールバックで、次のプロトタイプに従う必要があります。
void callback(mixed data, mixed result);
data
は、
execute
に data
引数経由で渡すデータです。
execute
が返す
result
の値に手を加えません。
pri
リクエストの優先順位。EIO_PRI_DEFAULT
、EIO_PRI_MIN
、EIO_PRI_MAX
あるいは NULL
を指定します。
NULL
を渡した場合、pri
は内部的に
EIO_PRI_DEFAULT
となります。
callback
callback
関数が、リクエスト終了時にコールされます。
この関数のプロトタイプは、
void callback(mixed $data, int $result[, resource $req]);
data
は、リクエストに渡すカスタムデータです。
result
にはリクエスト固有の結果が格納されます。基本的には、対応するシステムコールが返すそのままの値となります。
req
はオプションで指定するリクエストリソースです。 eio_get_last_error() のような関数で使えます。
data
callback
に渡す任意の引数。
eio_custom() は、成功した場合にリクエストリソースを返します。エラー時に FALSE
を返します。
例1 eio_custom() の例
<?php
/* カスタムコールバック用のコールバック */
function my_custom_callback($data, $result) {
var_dump($data);
var_dump(count($result));
var_dump($result['data_modified']);
var_dump($result['result']);
}
/* カスタムリクエスト */
function my_custom($data) {
var_dump($data);
$result = array(
'result' => 1001,
'data_modified' => "my custom data",
);
return $result;
}
$data = "my_custom_data";
$req = eio_custom("my_custom", EIO_PRI_DEFAULT, "my_custom_callback", $data);
var_dump($req);
eio_event_loop();
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
resource(4) of type (EIO Request Descriptor) string(14) "my_custom_data" string(14) "my_custom_data" int(2) string(14) "my custom data" int(1001)