定義済みのインターフェイスとクラス
PHP Manual

Serializable インターフェイス

(PHP 5 >= 5.1.0, PHP 7)

導入

独自のシリアライズ用のインターフェイスです。

このインターフェイスを実装したクラスは __sleep()__wakeup() をサポートしなくなります。 シリアライズが必要な場合には、自動的に serialize メソッドがコールされます。 このメソッドは __destruct() を実行しません。また、 メソッド内で明示的に書かない限りは一切の副作用を及ぼしません。 アンシリアライズされるときにはそのクラスが自動的に検知し、__construct() メソッドのかわりに適切な unserialize() メソッドがコールされます。 標準のコンストラクタを実行させたい場合は、unserialize() メソッドの中でそれをコールします。

今はこのインターフェイスを実装しているけれどもシリアライズした際には まだこのインターフェイスを実装していなかったオブジェクトをアンシリアライズする際には、 serialize メソッドではなく __wakeup() が呼ばれます。これは、マイグレーションの際に便利です。

インターフェイス概要

Serializable {
/* メソッド */
abstract public string serialize ( void )
abstract public void unserialize ( string $serialized )
}

例1 基本的な使用法

<?php
class obj implements Serializable {
    private 
$data;
    public function 
__construct() {
        
$this->data "My private data";
    }
    public function 
serialize() {
        return 
serialize($this->data);
    }
    public function 
unserialize($data) {
        
$this->data unserialize($data);
    }
    public function 
getData() {
        return 
$this->data;
    }
}

$obj = new obj;
$ser serialize($obj);

var_dump($ser);

$newobj unserialize($ser);

var_dump($newobj->getData());
?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

string(38) "C:3:"obj":23:{s:15:"My private data";}"
string(15) "My private data"

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